
ハナ「皆さん、こんばんわ司会の山本ハナです」
面堂「解説のホセ面堂です」
ハナ「前回は、会津戦争を取り上げました。
先生、今回はどの作品を取り上げるのでしょうか?」
面堂「それはこちらです。ハイ」
ハナ「前回の白虎隊に続き年末時代劇スペシャルですね」
面堂「会津戦争が終わっても、戊辰戦争が終わるわけではありません。
これはどうしてなのか?ハナさん、わかりますでしょうか?」
ハナ「榎本武揚率いる幕府海軍や土方歳三の新撰組など
徳川幕府の残党が残っているからですか?」
面堂「その通りです。それら残党軍は蝦夷地(北海道)を占領し、
蝦夷共和国を建国いたします。
五稜郭はその 蝦夷共和国と、それを討伐しようとする明治新政府の
戦いを描いた作品ですね」
ハナ「どうして討伐するんですか?北海道みたいな遠い所に
攻めていくのは、出来て間もない明治政府には負担じゃないんですか?」
面堂「いい質問ですね~。これには大切な理由があるんですね~」
南北戦争等のように、大規模な反乱や内乱が持続した場合は、
反乱団体にも本来の正統な政府と同等の交戦当事者として
資格が与えられる場合があった。面堂「それでは順をおって説明しましょう。国際法において、
政府以外に交戦権を持つ反乱団体がある場合、
その政府は国を統治する政府であるとは国際的に
認められないのです」
ハナ「蝦夷共和国がその
交戦権を持つ反乱団体ということですか?」
面堂「いい所に気がつきました。その通りなんですね。明治政府は、
蝦夷政権を平定しないことには、日本を統治する政権と認められません」
ハナ「なるほどー。そういう訳があったんですねー」
面堂「それでは、ここらでドラマの方に触れてみましょう。
これまで年末時代劇スペシャルの主題歌は堀内孝雄さんが
担当しておりましたが、この五稜郭からはさだまさしさんが
主題歌を歌っているんですね」
五稜郭主題歌「夢の吹く頃」
ハナ「これなんか違くね?」
面堂「ちゃんとした主題歌が見つからなかったんですねー」
ハナ「このドラマの見所はどこでしょうか?」
面堂「いい質問ですねー。宮古湾海戦のシーンここが注目です。
宮古湾に停泊する新政府艦隊に、土方歳三率いる新撰組を
載せた、蝦夷共和国艦隊が切り込み攻撃をしかけるのですが
迎え撃つ新政府軍に、若き日の東郷平八郎がいるんですね」
ハナ「のちの日本海海戦の英雄ですね」
面堂「直接にはないにせよ、
東郷平八郎と新撰組が戦ったという
事実は確かにあるんですねー」
ハナ「次代の英雄が脇役として登場してくるのを見つけるのも
歴史の楽しみの一つですね」
面堂「なお東郷平八郎さんは昭和初期まで歴史に顔を出し続けます」
ハナ「えらい長い間、活躍しましたね」
面堂「このお話で、旧徳川の勢力が消滅し、本格的に明治政府の
時代へと進むことになります」
ハナ「今回も西南戦争までいけませんでしたー」
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あ、五稜郭!
これも観ました!
良い内容とキャスティングでしたね。
こういうのは後世に残したいですね。
次回の西南戦争の話
楽しみにしています。
「田原坂」ですかね!?(笑)